会社が安定する一つの基準は、固定売上で固定経費を支払えることである。前年比200%の成長だとか、実はどうでもいい話だと個人的には考える。むしろ、会社の急成長はかえってリスクになる。それよりも、毎月堅実に固定売上を1%でもいいから増やすことのほうが重要である。
固定売上を増やしながら会社を成長させることこそ、至高だと私は考える。
一方で挑戦を忘れた組織はいずれ衰退して滅んで行くとも思う。
今年度は、幸運が重なってスタートした工場DX領域へのチャレンジ継続と本格的な拡大への年度にしたい。
そのためには、まず工場DXチームの体制を強化しなければならない。獲得した案件を何とかこなせる体制づくりを早急に行わなければ未来に繋がらない。
Ignition導入支援をきっかけにして新たな分野への挑戦を開始したが、中長期的な視点では、Ignition自体に拘るわけではなく、代理店になりたいわけでもない。インテグレータとしての工場DXの業務経験を積んで、これから先に加速して行くであろうと予想される「工場の見える化」の支援を行うチームを強固なものに体制化し、いずれはこの分野での「見える化⇒わかる化⇒できる化」という段階を経た業務提案を、お客様を巻込んで遂行していくようなコンサルティングを行えるエキスパート・チームが存在する会社に進化させたい。
つくばソフトウェアエンジニアリング株式会社 代表取締役社長 平島隆之