つくばソフトウェアエンジニアリング株式会社

SCADAとIgnition

SCADAは工場の見える化を実現する技術で、「Ignition」はその代表例です。

SCADAとは

SCADA(Supervisory Control and Data Acquisition)は、産業や製造業における制御システムの一種で、現場機器のデータ収集とリモート監視を行う技術です。これにより工場全体のリアルタイムな「見える化」が実現し、効率的な運用や異常の早期検知が可能となります。一連のシステムは、センサーやPLC(Programmable Logic Controller)などの現場機器からデータを収集し、中央のコンピュータに送信します。このデータを基に、オペレーターは遠隔から工場の運転状況を監視・制御することができます。

SCADAシステムは、遠隔監視と制御を通じて人員の負担を軽減し、エラーの発生を減少させるだけでなく、生産性を向上させるために不可欠な技術です。加えて、異常検知や予防保全の機能により、トラブルのリスクを最小限に抑え、設備の長寿命化も支援します。

近年、SCADAシステムは進化し、より多機能で使いやすいプラットフォームが登場しています。その中で特に注目されているのが、「Ignition」です。Ignitionは米Inductive Automation社が開発したSCADAソフトウェアで、モジュール式の柔軟な設計と高度な統合機能を備えています。これにより、工場の全体像を一目で把握できる「見える化」がさらに進化しています。設計もシンプルで、導入も容易なため、中小企業から大手企業まで幅広く採用されています。

当社は、SCADAシステムの導入とカスタマイズにおいて高度な技術力を持ち、特にIgnitionプラットフォームの上位ライセンス取得企業として、その強みを最大限に活かしています。当社のソリューションは、お客様のニーズに合わせた最適な提案とサポートを提供し、工場のDX化を進めるお手伝いをしています。

Ignitionで工場の見える化

SCADA(監視制御およびデータ収集)は、工場や産業施設における運用を効率化し、生産性を大幅に向上させる技術です。その中で特に注目されているのが、「Ignition」です。IgnitionはInductive Automation社が開発した新世代のSCADAソフトウェアで、工場全体の見える化を実現する強力なプラットフォームです。

Ignitionは異なるデバイスやシステムからリアルタイムでデータを収集し、それを一元管理することが可能です。これにより、従来のシステムでは見えなかった問題点や改善の余地が可視化されます。たとえば、機器の稼働状態や生産ラインの進捗、エネルギー使用量など、あらゆるデータをダッシュボード上で直感的に確認できます。

当社は、2024年にこのIgnitionのGoldライセンスを取得し、日本国内で唯一の上位ライセンス保有企業となりました。これにより、より高度な機能を提供し、お客様の工場DX(デジタルトランスフォーメーション)をサポートしています。

具体的には、遠隔地からの監視や制御が可能になるため、メンテナンス作業の効率化や、迅速なトラブルシューティングが実現します。また、予測解析機能を活用することで、故障の予兆を把握し、計画的なメンテナンスを行うことができます。これらの機能により、生産性の向上とコスト削減が期待できるのです。

当社では、工場DXを推進し、より高度な見える化を実現するためにお客様と共に歩んでいます。Ignitionの導入を通じて、未来志向の製造業の基盤を支え続けることが、我々の使命です。

つくばソフトウェアエンジニアリング株式会社 代表取締役社長 平島隆之