今回、代表の私が会員となっているロータリークラブがどんな団体なのかを紹介させていただきます。
ロータリークラブは、世界中に広がる奉仕団体で、さまざまな職業の大人たちが集まり、地域や国際社会のために「良いこと」をする活動を行っています。1905年、アメリカ・シカゴで弁護士のポール・ハリスが「職業の違いを超えて友情を育て、社会に貢献しよう」と始めたクラブが元になっており、いまでは世界200以上の国と地域に約120万人の会員、36,000のクラブがあります。日本にも約88,000人の会員と2,300のクラブがあります。
ロータリークラブの活動は主に4つの柱に分かれています。
- 職業奉仕
自分の職業や知識・スキルを活かして社会に役立つことを目指します。たとえば、仕事について若い人に話したり、地域のイベントで自分の専門的な知識を活かして活動したりします。
- 社会奉仕
地域社会の問題解決や環境保護、福祉の向上など、住みよい社会づくりのための活動を行います。たとえば清掃活動や募金活動、災害支援、地域イベントの開催などがあります。
- 国際奉仕
異なる国のロータリークラブと協力して、教育支援、医療機器の寄付、海外でのボランティアや交流プログラムを実施しています。また、世界の平和と理解を目指す国際的なプロジェクトにも積極的に参加しています。
- 青少年奉仕
中学生や高校生、大学生などの若い世代がリーダーシップやチームワーク、奉仕の精神を学ぶための支援をしています。たとえば留学や国際交流の奨学金、リーダーシップ研修プログラム、職場見学や職業体験などがあります。
具体的な活動例としては、留学生の受け入れや支援、海外での子どもたちへの教育ボランティア、地域の清掃や募金活動、若い人たちに向けた職業講話などが挙げられます。会員は様々なバックグラウンドを持っており、それぞれの強みや経験が活動の幅を広げています。
ロータリーの大切な精神は「超我の奉仕」(Selfless Service)です。つまり「自分のことだけでなく、他の人や社会全体のために行動する」という姿勢を大事にしています。例えば、「困っている人に手を差し伸べる」「地域の課題をみんなで解決する」「異なる文化を尊重し、世界の平和に貢献する」といった行動です。
日本のロータリークラブは自分たちの活動を広く知らせる活動を積極的に行ってこなかったこともあり、何をしている集まりなのか知らない方も多いと思いますので、紹介させていただきました。